丹青社は、東京都港区に本社を置く東証プライム上場企業で、店舗や博物館、オフィスなどさまざまな空間づくりを手掛けています。近年はR2事業を展開し、築古ビルの再活性化にも取り組んでいます。
丹青社が手掛ける「R2」は、築古の中小規模ビルを取得し、再生する事業です。老朽化を理由に取り壊されてしまうビルを救済するため、「ビルを百年使う」をコンセプトに、2021年から築古不動産のリノベーション・再活性化に取り組んでいます。
空間づくりを専門に手掛けてきた丹青社のデザイン力を活かしたバリューアップが特徴で、耐震補強による安全性の確保と、外観や共用部のデザイン性の向上を両立させています。設計は自社デザイナーの監修のもと、外部の建築士とも連携しながら進めています。
また、既存の建物をできるだけ長く使う「ストック活用」により、ビルから出るCO₂の削減を目指している点も特徴のひとつです。老朽化した建物を長く使い続けられるようにすることで、資産価値の維持と資源の有効活用を両立しています。
東京都中央区にある1972年4月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階建てのオフィスビル「ウィンド小伝馬町ビル」でおこなわれた事例です。特定緊急輸送道路に面しており耐震化が急務だったことから、耐震補強工事に加えて電気・給排水・空調設備の更新、内外装の仕上げ工事を実施し、2024年3月に竣工しました。
設計にあたっては、丹青社のデザイナーの監修のもと一級建築士と連携し、耐震化とデザイン性を両立させました。施工前は外壁の古さや汚れが目立つ状態でしたが、改修後は白を基調とした落ち着きのある外観へと一新。2階から8階の7区画は家具付きのフルセットアップオフィスとして再生され、リノベーション後は全室に入居者が決まりました。
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